私は最初からランナーだったわけではありません。幼い頃からスポーツを始めましたが、親はきっと私のエネルギーを発散させるために何か活動させようと思ったのでしょう。私は、寝るのを嫌がるような「何か面白いことを見逃したくない」タイプの子供でした。
最初に始めたのは、5歳の時のユースサッカーやユースバスケットボールでした。チームスポーツを通じて、他者を尊重することや、建設的でありながら競争的な環境で人と協力する方法を学びました。そして、8歳の時には地元の水泳チームに入りたいと思うようになりました。水泳を通じて、スポーツで自分を向上させる楽しさに気付きました。水泳では常に他の選手と競うものですが、勝ち負けにかかわらず、自分の記録を更新することに満足感を見出すことができました。時には自己ベストの達成が、勝利よりも大きな喜びと満足感をもたらしてくれたのです。その日のベストを尽くすことがすべてでした。
8年生の時、父に「クロスカントリーチームに入って、水泳のためのトレーニングに役立てなさい」と言われました。その時は正直、父はおかしいと思いました。ランニングなんて大嫌いでした。きついし、痛いし。でも、やめずに続けました。
それから13年が経ち、今でも自分のためにランニングを続けていますが、それだけでなく、このスポーツでコーチを務めるという素晴らしい特権も得ました。振り返ると、私はいつも運よく、スポーツにおける各段階で尊敬できる年上の女性たちが身近にいました。高校1年生の時、大きな大会で高校チームと一緒に走るよう招かれました。そのおかげで、努力して速く走り、良いタイムを出し、大学での奨学金を勝ち取る上級生の女子たちについていくことができました。彼女たちはこのスポーツへの扉を開いてくれただけでなく、リーダーシップとは何かを教え、私自身がリーダーになる方法を教えてくれました。素晴らしい女性のロールモデルたちから、人を支える方法を学び、私はそれを毎日のコーチングに活かしています。
大学でネバダ大学に入った時、私は故郷のアーカンソーから遠く離れていましたが、すぐに女性だけのチームに迎えられました。そのチームはとても強い個性を持ったメンバーで溢れていました。それまで7~8人のクロスカントリーチームや15人程度のトラックチームでしか経験したことがなかった私には、40人以上もの強い女性アスリートに囲まれるのは少し戸惑うことでもありました。でも、それは刺激的でした。上級生の背中を追いかけながら、彼女たちが示してくれる新たなトレーニングのレベルについていきました。彼女たちが卒業してチームを去るまでの間に、多くのことを学び、リーダーとなる準備ができたことを感謝しています。
このスポーツと人生において最も重要な教訓の一つは、「忍耐」と「継続性」の大切さです。トレーニングはプロセスであり、一晩で成果が出るものではありません。体は変化していきますし、それがキャリアを長続きさせるために必要です。その変化に逆らわないでください。今の瞬間や一度のトレーニングの結果にとらわれず、「未来の自分」のために行動してください。自分をしっかり栄養補給することも重要です。見た目が成功を定義するのではなく、しっかりとしたトレーニングが成功をもたらします。どのように感じるか、どのようにレースをするか、自分をどう扱うかが重要です。私にとっては、体重計の数字よりも、トレーニングでの感覚が重要です。トレーニング中の感覚こそが、レースの可能性を予測するものであり、体重ではありません。
外部の要因が自分の旅に影響を与え始めると、それはもう楽しいものではなくなります。私たちがこのスポーツを続けている理由は、自分の体がどこまで可能性を持っているかを見極めたいからです。そして、どれだけ遠くまで自分を連れて行ってくれるのかを知りたいからです。早起きして学校や仕事の前にランニングをするのも、家族や友人が夜更かしをしている間に早く寝て回復するのも、自分自身に投資するためです。だからこそ、自分の成功を定義する特権を持つのは「自分」なのです。それが、ロード5kmの自己ベスト数秒の更新であれ、5kmを完走すること自体であれ、マラソンや初めてのウルトラマラソンを走ることであれ、あるいは今日は気が進まないけど明日には良い日が来ると信じて走ることであれ、それは自分のためにやっているのです。
すべての日が素晴らしいわけではありません。それが正直なところです。良い日もあれば、まあまあの日もあり、ひどい日もあります。でも、私の人生にいる強い女性たちからのサポートや彼女たちが教えてくれた教訓が、困難な時期を乗り越える助けになっています。時には、一歩下がってこのスポーツでの「なぜ」を思い出すだけで、悪い日を受け入れ、良い日がすぐそこにあると信じることができます。外に出て、自分のランニング旅を支えてくれる女性たちを見つけてください!比較したり傷つけ合うのではなく、互いに支え合いましょう。
Craftファミリーに迎えていただきありがとうございます!皆さんを私の旅にお連れできるのが待ちきれません!
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