朝、少し早く起きて走りに出る。
戻ってサウナで身体を整え、静かな時間の中で呼吸を整える。
そんな過ごし方を、旅先でも自然に選べるとしたら——。
2026年2月、大阪・長居公園のすぐそばに、「走って、ととのうホテル」をコンセプトにしたR HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARKがオープンした。ランニング、サウナ、そして宿泊。これらを分断せず、一つの体験として設計したこのホテルは、「滞在そのものが目的になる場所」を目指している。
なぜ今、ホテルが“走る体験”をつくるのか。その背景と狙いについて、プロデュースを手がける株式会社蒼樹(ソーウッド)の高橋様に話を伺った。
「ただ泊まるだけでなく、文化や体験そのものをつなぐ場所」
——まず、R HOTEL様が大切にされているコンセプトを教えてください。
R HOTELとして一貫して大切にしているのは、「つながり、感じるホテル」というコンセプトです。単に宿泊するだけでなく、そこに泊まることで、知らなかった文化や伝統と直に触れ、情報や体験が体の奥まで染み込んでいく——そんな感覚を提供したいと思っています。
日本国内では、内装にこだわりのある都市型シティホテルであるR HOTELスタンダードライン をはじめ、今回コラボレーションしているREブランド、さらに新しいサブリエブランドなど複数の展開をしています。インバウンドのお客様も多く来てくださっていて、海外からも「日本の文化を体で感じる宿泊体験」を求めて訪れていただいています。
長居公園という立地が、新しいホテルのコンセプトにつながった
——「走って、ととのうホテル」というコンセプトはどのように生まれたのでしょうか。
そもそものきっかけは、立地です。長居公園のすぐそばにホテルを構えるにあたって、「泊まるだけではないプラスアルファの価値を提供できないか」と考えました。日常的にランニングやウォーキングが根付いているこの場所の特性を活かして、走るという行為を滞在体験そのものに組み込めないかと。
さらに、蒼樹株式会社が運営するSAUNA OOO(サウナオー)がサウナ施設の運営経験を持っていたことも大きかったです。運動後のリカバリーとしてサウナや水風呂、外気浴を組み合わせることで、「体を動かして、整えて、次の予定に向かえる」という一連の滞在体験が実現できると確信しました。そこから「走って、ととのうホテル」というコンセプトが生まれたんです。
「滞在そのものが目的になる場所」を目指して
——一般的なホテルとの違いや、どのようなターゲットを想定されているのかお聞かせください。
一般的なホテルが「移動の合間に休む場所」だとすると、R HOTEL RE.は「滞在そのものが目的になる場所」でありたいと思っています。ターゲットはランナーに限定していません。健康的なライフスタイルを大切にしている方、出張の合間にリフレッシュしたいビジネスパーソン、旅の中でも運動や整える時間を取り入れたい方——幅広い方に来ていただきたいと思っています。
静と動の両方がホテルの中で完結できるのが、このホテルならではの価値です。長居公園を走って、ホテルに戻って、サウナ・水風呂・外気浴で整う。さらにZEN(ストレッチ・リラクゼーションスペース)でゆっくりする時間まで含めて、「走る楽しみ→整える時間→しっかり休む」という循環が一つの滞在の中で体験できます。
近年、サウナ施設や銭湯がランニングクラブとコラボレーションする事例も増えてきましたが、その多くは日帰りでの利用が前提です。そこに「宿泊できる」という選択肢が加わることで、遠方からのランナーや、翌朝もゆっくり走りたい方、観光も楽しみたい方に対し、より幅広い楽しみ方を提案できます。ホテルだからこそできる、長時間・連泊での体験設計が、R HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARKの大きな強みだと思っています。
CRAFTを選んだ理由——デザインと哲学の共鳴
——数あるブランドの中から、CRAFTをパートナーに選んだ理由を教えてください。
いくつかのランニングシューズブランドを調べていく中で、CRAFTのデザインにまず惹かれました。北欧らしいナチュラルで洗練された雰囲気が、ホテルの世界観とも自然に合うと感じたんです。
それ以上に大きかったのが、ブランドとしての思想です。CRAFTはパフォーマンスだけでなく、「走った後の身体の状態を整えることまで大切にしているブランド」という印象を持ちました。
「ちゃんとしたシューズが気軽に試せる」——お客様の反応
——実際にレンタルシューズのサービスが始まって、お客様の反応はいかがでしょうか。
とても好評をいただいています。「気軽に借りられるのに、ちゃんとしたランニングシューズである」という点が特に喜ばれています。一般的なレンタルシューズというと、ランニングに特化していないものが多い印象があると思いますが、CRAFTのシューズは本格的なクッション性と機能性を備えているので、そのギャップが好印象につながっているようです。
今後は、イベント展開もさらに広げていきたいと考えています。先日はCRAFTさん、Leaps & Boundsさんとのコラボランニングイベントを開催しましたが、まずはこうしたイベントを積み重ねながら、将来的には宿泊付きの2日間イベントへの拡大も視野に入れています。また、蒼樹株式会社が運営するSAUNA OOOとR HOTEL RE.を連動した企画も展開できればと思っています。

大阪マラソンの日、街全体がひとつになった
——大阪のランニング文化の盛り上がりについて、どのように感じていますか?
R HOTEL RE. のオープンを控えており、ランナーの方の熱量を感じるため、取材や撮影などをしていたのですが、街全体がランニング一色になっていて、すごく印象に残っています。ランナーだけでなく、応援している方々も沿道で全力で声を上げていて。「私たちも、このランナーの皆さんのお力添えをしたい」と、ホテルの運営者として強く思いました。
長居公園は、大阪国際女子マラソンなどの大会会場でもある長居陸上競技場に隣接しています。日常的にランニングを楽しむシティランナーから、大会に出場するアスリートまで、走る人と走ることを応援する人が自然と集まる場所です。R HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARKは、そのコミュニティのハブとなれる存在でありたいと思っています。
「旅先でも、いつもの自分でいられる」ホテルの未来へ
——今後、このコンセプトを他の地域やアクティビティへ展開するビジョンはありますか?
まず直近では、同じREブランドで天王寺にホテルをオープンする予定があります。ランニングというコンセプトは継続していきたいと考えています。また、最近ではHYROX(ハイロックス※)など、新しい運動文化も盛り上がりを見せています。そうした流れも取り込みながら、「旅先でも、いつもの自分のペースで体を動かせる環境があるホテル」というコンセプトを、全国へ広げていけたらと思っています。
「走ること」は、その土地と自分をつなぐ手段にもなります。旅行でも出張でも、ランニングシューズ一つで、その街の朝を体で感じられる——そんな滞在のあり方を、これからもCRAFTさんと一緒に発信していきたいと思っています。
※HYROX(ハイロックス):2017年にドイツ・ハンブルクで誕生したフィットネスレース。1kmのランニングと8種類のファンクショナルワークアウト(スキーエルゴ、スレッドプッシュ、ローイングなど)を交互に繰り返す競技で、合計8kmのランと8種目を完遂するタイムを競う。
◾️R HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARKについて
R HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARKは、「RE.[Refresh Experience]」をキーワードに、運動前後の過ごし方まで含めて、滞在を設計したホテルです。コンセプトは「走って、ととのうホテル」。
ホテルを一歩出れば緑豊かでランニングコースが整備された長居公園が広がり、ビジネスや観光の合間でもランニングやウォーキングなどで、自然豊かな公園や街並みを気軽に楽しむことができます。(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000146503.html )
■施設名
R HOTEL RE. OSAKA NAGAI PARK(アールホテル アールイー オーサカナガイパーク)
■住所
〒558-0003 大阪府大阪市住吉区長居2丁目13番13号(地図)
■アクセス
・JR阪和線「長居」駅 徒歩1分
・大阪メトロ御堂筋線「長居」駅 徒歩3分
■公式予約サイト
https://r-hotel.jp/ja/hotel/detail/39?tripla_booking_widget_open=search
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